しんえもん主宰「FNA」でジャスミー、テレグラムを購入した方 -仮想通貨ICO
しんえもん(本名:大坪 伸)は、ICeOAgeというビジュアル系ロックバンドのボーカルをしていた元ミュージシャンです。 バンド解散後はコンサルタントとして、起業や資産家に助言をしたり講演会を開催しています。
そして、しんえもん氏は仮想通貨業界に参入し、2018年4月に、優良ICOを紹介するというという触れ込みで有料仮想通貨コミュニティFNA(FinTech Nations Academy)を設立しました。
FNAがスタートして、問題が二つほど明らかになっています。
ひとつは、対応の遅さと不誠実さ。
もうひとつは、ピンハネ販売です。公式価格の倍以上の価格で転売しているコインがあります。
DX、Withcoin、Play2live(LUC)、クオンタ(QNTU)、テレグラム(GRAM)、デジタルカレンシーマイニングコイン(DCM)、テロメアコイン(TXY)、ディナーコイン(XDI)、ビットエックス(XBX)などが公式価格の1.3~2.5倍ぐらいで販売されました。
メンバーからは、ぼったくり販売ではないかという怒りの声が上がっていました。
※ここまでは、youtubeチャンネル「アンゴロウ暗号資産研究ちゃんねる」の動画を参考にさせていただいてまとめました。
https://www.youtube.com/watch?v=ktLExXp8AyQ
そして現在、FNAに新たな問題が発生しています。
それは、FNAの事務局とされてきた(株)ミライという会社の所在地が不明になっていることです。
FNAが発足した当時に特商法の表記の中に記載されていた住所地(東京都新宿区西新宿6-12-7 ストーク新宿)は現在空室となっており、新しい住所や電話番号が公表されていません。
唯一の連絡手段としてGメールアドレスがあるのですが、このアドレスに新しい住所を教えてくれと要求しても返信が返ってこないそうです。
一方で、しんえもん氏は、自分はFNAの責任者ではなく、また顧客リストを所有していないと主張しているようです。
しかし、過去の動画やLINE、メールなどの状況証拠から客観的に見て、彼がFNAという活動の顔であり最高責任者であったことは明白です。
また、彼とミライは広報担当と事務担当という役割分担をしていましたが、法的に見れば連帯責任の関係にあります。したがって、リストを彼が持っていないのであれば、彼がそれをミライに請求すれば良いだけの話です。
また、彼がリストを持っていなくても、顧客側が自分がFNAの会員であった証拠を彼に提示すれば、彼はその人のために誠意をもって対応する義務があります。
いずれにしても、しんえもん氏は道義的に見ても法的に見ても逃げることは出来ません。
2020年7月時点でFNAから未配布のコインがいくつかあります。
その中には、ジャスミー(Jasmy)やテレグラム(GRAM)のように事業体からまだ発行されていないものもあるのですが、TechCoins(UCX)やZeex (ZIX)といったコインは、他の代理店等から購入した人には配布されているにも関わらずFNAからは配布されていないようです。
本件をGメールアドレスに問合わせた人の話によると、「コミュニティによっては事前に配られている所もあるようですが、上場の前にはお配りできますのでご安心ください。」という非常に曖昧な内容の返信が来ているようです。
これらの件をしんえもん氏側に問合わせると、本人ではなく、FNAとは無関係のしんえもん氏の会社のスタッフが返信メールで対応し「弊社とFNAとは別組織なのでよくわからない」と返答をさせているという話です。
※2020.10.17 更新情報
しんえもん氏(FNA)の代理人に就任した藤崎という人物のLINEにおいて、ジャスミー・トークンについての説明が行われました。
その説明によると、FNAからジャスミー・トークンを申込んだ投資家たちの資金の流れは以下のようになっているということです。
【投資家(皆様)→プレゼンター(しんえもん。)→代理店(FNA)→ブローカー→ベルウッド・エンタープライズ株式会社】
問題点は「ブローカー」という表記です。「ブローカー」というのはピンハネ屋のことです。言い換えればダフ屋です。
一般的に私たちがICOに参加する際は正規代理店から購入します。本来、代理店というのは販売元から報酬をもらうので、私たちが支払ったものからのピンハネはしません。
おそらく、しんえもん氏はダフ屋と手を組んでおり、彼はダフ屋から報酬を得る契約があったのでしょう。
しかし、入会金5万円で会員募集が行われた際に、FNAがダフ屋の介在する組織であることは前もって説明されていませんでした。
「特定商取法」の表記にもそのような説明書きはありませんでしたので、完全に違法です。
FNAでジャスミートークンを申込んだ皆様は、FNAがジャスミートークンの正規代理店だと信じて申込んでいるはずですから、ピンハネ行為を認めてはいけません。
また、藤崎氏は、しんえもん氏は自分はジャスミーの顧客リストも資金も管理していないと主張していますが、ではそれらがどこで管理されているのかという肝心な説明をしていません。顧客に対してこのような大事な情報を隠蔽するのも違法行為です。
さらに、しんえもん氏は自分がFNAから雇われた「プレゼンター」にすぎないという説明で責任逃れをしている件も問題です。
皆様がFNAに入会した当時、誰もがしんえもん氏がFNAの主宰者であると認識していたと思います。
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1
マツ
2019/09/23 15:40
自分この人からDXを買いました(^^;
DXは一応もう配布されているのでまだいい方なのかな...
未配布やピンハネは問題ですね
訴えたりできるのかな... -
2
Taka_ya
2019/09/23 15:47
>マツさん
DXは3割ぐらいピンハネされて配布されたらしいですね。 -
3
vistasqu
2019/09/23 16:22
2018年はこのような案件で結構金融庁が動いてましたね。
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4
Taka_ya
2019/09/23 16:27
金融庁も消費者センターも通報だけは受けるが、取り締まりはしてくれないのですよね。
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5
マツ
2019/09/24 21:04
DXもピンハネされてたんですね(|| ゜Д゜)
あんにゃろ!
金融庁!警察!!
動いてはくれないんですね...(T_T) -
6
よっし
2020/08/20 16:24
もしトークンが配布されなかった場合ですが、詐欺罪で刑事告訴して、有罪確定後に被害回復給付金支給制度で被害金を請求する方法があります
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7
デュランダル
2020/11/05 22:43
11/5現在、JASMY公式の問い合わせ窓口は、
ベルウッド・エンタープライズ株式会社
が行っています。
ダフ屋から資金が流れている会社は信用できるのでしょうか? -
8
くれない
2021/04/17 07:09
税金を取る厳しさをこのような詐欺案件にも同じ厳しさを持って対応してもらいたいですね。世の中に詐欺がなくなりますように。