【LSKを深く知るその②】DPOSとは?後編
DPOSとは後編
前回の続きです
前回のおさらいですが…
①マイニングとは
新たなブロックを生成して報酬を得る行為「採掘」
②POWとPOSとは
以前の記事↓
https://crypto-mate.com/posts?id=1725
③ブロック
ブロックとは取引をまとめたマイニングの単位
④トランザクションとは
取引のこと
⑤コンセンサスアルゴリズムとは
仮想通貨のブロックを追加する際の合意形成アルゴリズム
どのマイナーの計算結果が正しいと処理するかを決めるアルゴリズムのこと
詳しくは前回記事をご覧いただけると幸いです↓
https://crypto-mate.com/posts?id=4047
今回は上記をふまえてDPOSについて紹介します
DPOSとは
「Delegated Proof of Stake」
「Delegate」は「権限を委任する」、「Proof」は「証明」、「Stake」は「関与」という意味です。
コインの保有者に保有量に応じた投票権を割り当て、その投票により取引の承認者を委任するコンセンサスアルゴリズムです
委任された承認者はブロック生成で得られた報酬を投票してくれた人に還元する仕組みで、全投票トップ100の代理人で新たなブロックを生成します
LSKでは投票で101人の承認者を選びます
(1LSKで33人に投票できます)
そして投票した承認者からLSKの保有量に応じて報酬のLSKをいただくといった具合です
↑これ自分が記事に上げてるLSKvoting(vote)です
このDPOSはPOSの発展系として誕生しました
POSはPOWの問題点を解決するために考案されましたが、POSにもコインの溜め込みにより流動性が低下するといった問題があります
POSはトークンの保有量が多い程有利になりやすい傾向にありますが、DPoSはトークン保有者が承認者を選出するため、より民主主義的な仕組みといえます。
それではDPOSのメリットとデメリットを紹介していきます
メリット①高速なトランザクション処理
DPOSでは投票で選ばれたトップ100の代理人で新ブロックを生成するため、取引承認に必要な承認数を減らすことができ、取引スピードを速められます
DPOSを実装した代表的プロジェクトのBitsharesの処理速度は役10万件/1秒とも言われています
他にもEOSは将来的に毎秒数百万のトランザクションを可能にすることを目標としているのだとか
イーサリアムの処理速度が1秒に15件なので、上記の処理速度の凄まじさがわかりますね
Liskの処理速度はと言うと…
10秒で1件
ん…??
イーサリアムより遅いぞ(・_・;)
ビットコインが10分で1件らしいので、それに比べれば早いようですが(^^;
いや、他にもLiskにはいいところがあります!
サイドチェーンを実装できるところとか!
「サイドチェーンを活用していること」がイーサリアムとの最大の違いみたいです
サイドチェーンについてはまた記事を書きます(^^)
メリット②消費電力が抑えられる
これはPOSにも言えることですが、POWと違い、莫大な計算を行なう必要がありませんので、マイニングにより発生する消費電力を抑えることができます!
などなどのメリットがあります
メリットがあればデメリットもあります
DPOSのデメリット
○中央集権的にコントロールされる危険
大量のコインを保有するブロック生成権を有する者が団結して不正を働く危険性があります
DPOSはPOWのような大量の処理能力や消費電力を必要としないため、資金や時間のコストを大幅にカットできる画期的な仕組み
しかし中央集権的に承認をコントロールできてしまう危険性があるなどの課題が残っている
今回はDPOSに焦点を当ててみました(^^)
次回はサイドチェーンやJavaScript等について記事を上げられればと思います
気長にお待ちくださいʘ‿ʘ
-
1
あっく
2020/06/03 13:08
javascript(jquery)は最近よく使っているので、楽しみにしてます。
-
2
マツ
2020/06/03 13:17
あっくさんコメントありがとうございます(^^)
記事上げがすごい不定期になってしまってますが、がんばりますᕦ(ò_óˇ)ᕤ